前にも紹介したSketchUpですが、SketchUpにはrubyが使われており、使い方によっては独自の機能をつくることができます。今後、BIM(Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング))が更に一般的になると思うので、SketchUpのRubyについて学んでみたいと思います。これから、何回かにわけて紹介シていきたいと思います。まずは、ツールバーの表示です。基本は、SketchUp Developerのホームページのrudy APIのページを参照しています。
ruby APIのページには、例のコードがたくさん書かれており、それをコピーすることで簡単に使うことができるようになっています。ツールバーのページにも下記の例がのっています。
Examples:
= UI::Toolbar.new "Test"
# This toolbar icon simply displays Hello World on the screen
cmd = UI::Command.new("Test") {
UI. "Hello World"
}
cmd.small_icon = "ToolPencilSmall.png"
cmd.large_icon = "ToolPencilLarge.png"
cmd.tooltip = "Test Toolbars"
cmd. = "Testing the toolbars class"
cmd. = "Test"
= .add_item cmd
上のコードをメモ帳に貼り付けて、「toolbar_ex.rb」で名前を付けて保存して、pluginフォルダに入れると、SketchUpを起動時に起動してくれます。下記の画像のような表示になります。
下記のコード説明はなんとなくこうかなって感じのことをかいています。間違っていたら、コメントいただけると助かります。
1行目は、ツールバーのクラスを作成する。クラス名が「toolbar」。
2行目は、コメントですね。
3行目は、コマンドのクラスを作成する。名前が「test」なのかな?変数がcmdなので、どこで名前をつかうのかな?
4行目は、コマンドの内容です。メッセージボックスを表示して、hello worldを記載する。
5行目、6行目は、アイコンの画像を指定ですね。最初、上の画像のように画像がないので、駄目顔が表示されました。toolbar_ex.rbのファイルを入れたフォルダと同一箇所に"ToolPencilSmall.png"
の名前の画像を入れてあげると、その画像が表示されるようになります。下の画像のように。
7行目、8行目は上の図のようにステータスバーの表示ができるようです。9行目は、コマンドのテキストですが、どこでつかうのかわかりません。
10行目はツールバーにコマンドを追加する。この行を増やせばコマンドをいくらでも追加していけます。
11行目は、作成したツールバーを表示します。この行がなければ表示されません。元々ツールバーに追加されていればいらないみたいですけど。
とりあえず、これでツールバーを表示することができるようになりました。次回は、コマンド部分を別ファイルに作成してそれを読み込むところをできればいいと思います。