【家賃保証の罠】引きこもりの息子を守るはずが「借金地獄」への招待状だった

みなさん、こんにちは。Web編集者の一ノ瀬舞です。 今日は、深刻なご相談をシェアします。60代の主婦・A子さんから届いたのは、「うつ病の息子のために始めた不動産投資で、逆に破産しそうだ」という悲鳴のようなメールでした……。


天城先生の「デバッグ」診断

◆ 今回のバグ(問題点)

  • 表向きのメリット:30年一括借上げ(サブリース)で、空室でも家賃が入る。
  • 隠されたリスク:業者からの「賃料減額」は拒否できない(借地借家法)。
  • 判定即死レベル(回復魔法無効)

本編:「親心」という名の課金沼

「先生、助けてください! このままじゃ息子の居場所がなくなってしまいます!」

都内の喫茶店。私の向かいに座るA子さんは、震える手で分厚いファイルを差し出しました。 隣では、天城先生がスマホでゲームの周回をしながら、気のない返事をしています。

天城「舞ちゃん、この『家賃保証』って言葉、RPGでいうと『絶対防御』の盾みたいなもんだと思ってる?」 舞「えっ、違うんですか? だって『30年間、変わらない家賃をお支払いします』って書いてありますよ!?」 天城「ふーん。じゃあ、その契約書の第〇条、なんて書いてある?」

A子さんが涙目で指差した箇所には、虫眼鏡が必要なほど小さな文字が並んでいました。

『経済情勢の変動により、賃料は2年ごとに見直すことができる』

天城「ほらね。これ、翻訳すると**『運営(業者)の都合で、いつでも報酬(家賃)をナーフ(下方修正)できる』**ってことだよ」

A子さんの息子さんは、数年前から重度のうつ病を患い、自宅に引きこもっているそうです。「自分が死んだ後、あの子が露頭に迷わないように」と、退職金をすべてつぎ込み、さらに銀行から1億円近いローンを組んでアパートを建てました。

営業マンの言葉は甘美なものでした。 「お母様、空室リスクは私たちがすべて引き受けます。息子さんは、通帳にお金が入るのを待つだけでいいんです」

しかし、現実は残酷でした。築3年を迎えた先月、業者から突然の通告が届いたのです。 「来月から家賃を20%下げます。嫌なら契約解除(サブリース打ち切り)です」

舞「えっ!? たった3年で!? そんなの後出しジャンケンじゃないですか!」 A子「そうなんです……。でも、銀行の返済額は変わらないので、家賃を下げられたら毎月5万円の赤字なんです。息子のために残すはずが、借金だけが残るなんて……」

◆ 数字で見る「詰み」の構造

天城先生が、A子さんの収支をその場で計算し直しました。

【業者提示の当初シミュレーション】

  • サブリース家賃収入:50万円
  • ローン返済:40万円
  • 結果:毎月10万円の黒字(息子の生活費)

天城「で、これが『アップデート』後の現実世界だ」

【減額要求後のリアル】

  • サブリース家賃収入:40万円(20%ダウン)
  • ローン返済:40万円(金利上昇で今後増える可能性大)
  • 固定資産税・修繕積立:月換算 約5万円
  • 結果:毎月5万円の赤字(スリップダメージ)

天城「いいかい、A子さん。業者は最初からこうなることが見えていた。赤字になった瞬間、この物件は『資産』から『呪いの装備』に変わったんだよ」

(後半へ続く!)

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