まんがで身につくアドラー明日を変える心理学を読んでみた

漫画で身につくアドラーを読んでみました。

[鈴木義也]のまんがで身につくアドラー 明日を変える心理学―――誰でも3日で変われる。(Business ComicSeries)
Amazon.co.jp: まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学―――誰でも3日で変われる。(Business ComicSeries) eBook: 鈴木義也: Kindleストア

アドラーをご存知ですか?

アルフレッド・アドラー(アルフレッド・アドラー – Wikipedia

オーストラリア出身の精神科医で心理学者。心理学ではフロイトやユング等が有名だったと思いますが、嫌われる勇気が人気で一躍有名になった感じがします。ドラマにもなりましたし。

フロイトやユングの心理学とは異なり、「過去にとらわれない未来志向」の心理学を提唱し、人は過去ではなく「目的」に向かって方向性を変えていくことができると考えたようです。この考え方が心理学のカウンセリングに大きな影響を与えたとのことです。

この本はその考えをわかりやすくつ与えるため、漫画にしたものです。漫画なので、わかりやすく、目的を知ることができると思います。

キーワードは8つ。詳細は読んでください。

1.優越感と劣等感

 劣等感と優越感は表裏一体であり、劣等感があるから優越感を得ようとする。

 客観的な劣等感ではなく、主観的な劣等感が人を不安にさせていく。勉強ができる人がいれば、スポーツができる人、ゲームができる人、料理ができる人、整理整頓ができる人、世渡り上手な人、運転がうまい人等いろいろとあります。仕事をしていると仕事のできる・できないだけで劣等感を抱くことがあるけど、その人がいることで職場が和むことも重要なことです。まあ、自分が劣等感を抱いていても、他からみたらちっぽけなことかもしれないので、気にしないでねってことです。

尺度なんていくらでも作れるし、生まれた時点でみんなちがうので。

2.ライフ・タスク

 ライフ・タスク(人生の課題)は3つ(仕事・交友・愛)あり、みんながもっている。

 仕事:学業、就職、キャリアなど、社会における職務。

 交友:友人や地域でのつながり、趣味などの友人関係。

 愛:子、家族、家庭生活などの親密な関係。

 人によって、ライフタスクへの取り組みの度合いは違います。仕事に力を入れる人もいれば、交友に力を入れるひともいる。

その取組みには、「有益な側面」、「無益な側面」がある。

話のなかでは、受動的なものや没頭しすぎるのはよくないといっているのかな???

3.課題の分離

 その課題はだれの課題か。自分の課題か、他人(子供とか)の課題か、ふたりの共同の課題かを考えることが大事。他人の課題を自分の課題のように考えて、自分が解決することは自分に負荷がかかって辛くなるし、他人のためにもならない。

課題を受けすぎて辛くなったら、そもそも自分の課題かを考えて、他人の課題ならやらないことも大事。やらなくても自分に影響がないので。

4.家族会議

 「対等」を意識する。あなたはではなく、「私は」で自分の感じていることを伝えることが大事。伝えて会議することが重要。優しい人が陥りやすく、ストレスをためやすい。

5.意味づけ

 自分の主観に基づいて「色付け」(意味づけ)をして物事をみている。その色付けは客観的にあっていますか?自分の思い込みでネガティブになっていませんか?ってこと。

逆に「良い意味に思い込めば」、いい方向に進むこともある。

6.ライフスタイル

 性格も含めた生活様式(行動パターン)を示している。お世話をする生活からお世話をされる生活に変わることもある。それは、変わることが普通と思うことが大事。できなくなることを許容する。

7.不完全である勇気

 完璧を求めると、失敗を恐れるようになり、行動ができなくなる。完璧に行っている時はいいが、一度、うまくいかないと大きな劣等感を抱く。この時に、不条理であることも受け入れる気持ちが大事。自分の思っているよりも世間は完璧にできていないのだから。

8.共同体感覚

 みんながそれぞれに互いに尊重しながら相手の役に立とうとしていくこと。人間関係の豊かさを求めていく。アドラーは人間関係の中にこそ、幸福の秘密があると考えている。アドラー心理学では、勇気を持つこと、自分で決めること、責任を持つこと、協力すること、人を大切にすること、人の役に立つこと等を通して幸せを築いていくとしている。

この漫画では、喫茶店のマスターが訪問者の問題を解決していくのですが、人との会話の中に気づきがあり、その言葉で生活が変化していく。

コロナウィルスで人と会うことが少なくなってきています。

人は人と会うことで成長しているのかもしれませんね。そのため、人と会わないと不安になり、自己を保つことができないのかもしれません。

人は人のためにいきているのかもしれませんね。

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