ある雑誌で百貨店の特集があったので、百貨店について考えてみた。
「小売の王様」と言われ、近代小売業の礎として頂点に君臨してきた百貨店だけど、今は売上が減ってきているようである。
特集の中では、コロナ禍による減少だけではないよって話でした。
その中に社長の話等もありましたが、思ったことは次のことかな。
「百貨店の売上が減ったのは、利用客が来なくなったから」、「EC(電子商取引)に乗り遅れたから」、「売れるものを調達できないから」ってなっていた。すべてにおいて、うんうん一理あるって思ったけど、そりゃ、百貨店には行かないわってのも思いました。
それは、
すべて「自分本位」だから。
デジタル化しても、売れるものを調達しても戻らないと思ってしまう。
記事には、三越の前身の三井呉服店(越後屋)のことが書かれていて、家祖の三井高利のことを取り上げていた。高利のやったのは、店頭売り、現銀掛値なし、切り売り、仕立て売りなどのようだ。これって、すべて買い手のためになることだった。
盛者必衰って言葉がありますが、これって、盛者になれば自分本位になっていき、ユデカエルになって衰退していくのかなって。
デジタル化にしても、そう簡単には浸透しない。物は入れることはできるけど、これまでのやり方を変えるのはやっぱり難しい。それは、手間が増えるから。増えると、浸透しにくい。けど、手間を少なくするってかなり難しいんですよね。3DCADの導入を計画した長谷川コーポレーションも10年かかってますし。
個人的には、百貨店がすべきことは自分の長所と利用者がなぜ百貨店を使っていたか、何を求めているかを見つめることだと思います。
長所は、ブランド力・・・・もあるけど、ブランド力によっていろんなものを集めることができるってことだと思います。この力をまずどう使うかですね。その次に、利用者が何を求めているかってことですが、これは高齢者と若年者などで区別が必要だと思う。若い人って百貨店のブランド力ってあまりないし。下手したら、お高く止まっているだけに見えるかも。そもそも、若い人を対象とする必要があるかってこともあるけど。若い人は情報を集める力があるから、諦めて、情報を集めることができない(時間のない)人を対象にサービスするかですね。
一番むずかしいけど、利用者のことを聞くってことですかね。
まあ、社長の意見をみていると百貨店の復活はいかにって感じですかね。
コロナでどこも行けないですけど。。。。。
ぼくは、小さいころ、父に連れられて行った百貨店の記憶があります。しかし、大人になってからは、ほとんど利用した記憶がありません。理由は自分の収入を考えたら、買えないものばかり売っていたからです。バブル崩壊以後、ぼくのような人は多いはずです。コロナの時代、存続はますます難しいでしょうね。もし百貨店が生き残りを図るなら、高いイメージを少し捨てるほかないと思います。
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そうですね。ダイソーのような売り方も昔はしていたようですし、昔は買い手のことを考えでいたんだと思いますっていうか、やりたいことをやっていたんだと思いますね。儲かって、違う世代になるとそのやり方を聖域のように頑なに進めてしまう。そのうえ、自分本位になっていくんでしょうね。
私も普通のスーパーの方が安いと思いますね。昔は安かったって聞きますし、世代交代の難しさを感じますね。今の百貨店に万人受けのサービスをすぐに入れることは無理だと思うので、まずは、選択することが重要ですね。安くすることも重要ですね。食品だと買い物は女性がするイメージだと思うので、男性でもしやすい環境をつくるとかがいいかもしれませんね。
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