最近、社説を読んでいてへえ~と思うことがあったので。メンデルの法則は、有名な話だと思いますが、その時に優性・劣性を学んだと思います。メンデルは、えんどう豆の交配実験を行ってこの法則を発見したようです。

今回言いたいのは、メンデルさんの法則のことではなく、優性、劣性ということである。優性、劣性と聞いて、どう思われますか?なんか優性の方が優れているように感じませんか?けど、このときの優性とは、形質に影響を及ぼす(表面に姿を現す)ことを指しており、劣性はただ表面に出てこないだけってことらしいです。なので、どちらが優れているとは言っていないようです。この言葉遊びのようなことで、教科書の記載について議論されているようです。
2017年9月頃に日本遺伝学会が「優性」「劣性」という用語を、「顕性」「潜性」に改訂するという報道があったようです。 伝学用語集『遺伝単』の発行をもって顕性・潜性への変更を提案したとのことです。遺伝学用語のdominant/recessiveの訳語を「優性・劣性」から「顕性・潜性」へ変更。 gooニュースより
一部の高校生物の教科書では、 「顕性」「潜性」 になっているようです。この部分について、試験問題になった場合は、困りますね。
言葉の持つイメージの力は強いですからね。マンホール等も表現が変わってくるようですので、時代なのでしょうか?
令和でも、言葉から受けるイメージであまりいい印象を与えないこともありましたが、最後は、教養の問題なのかもしれませんね。いろいろな知見や考えを知るためにも読書が必要と感じる今日この頃です。