スマホを落としただけなのにみてみた。(ネタバレあり)

「スマホをおとしただけなのに」をDVDで見てみました。

映画.com

ネタバレがあるので、注意ください。配役については、北川景子、田中圭、千葉雄大と有名ドコロを採用しているのが、力をかけていることが伺えますね。原田泰造もいい役してますけど。

時代を表したような題材なだけに、内容は思っていたようなストーリで進んで行きますが、サスペンスや恋愛などいろいろな要素が入っています。飽きずに見れるので、面白いと思いますね。続編があるようですので(千葉雄大の過去が暴かれることなく、終わった点等が怪しすぎますが。)。

私がこの映画で感じたことは、以下の点でした。

1.インターネットには、知らないうちに個人情報があるということ。その情報は、断片的で繋がりがないように見えて、調べ方によっては、つなぎ合わせて使えるものになる。

この映画の中でも、犯人が使用したのは、検索サイトでした。特にどこかのサーバーをクラックするわけでもない。SNSなんて個人情報の宝庫だし、それも自分でアップしてるし。スマホを落とさなくても、調べたい人の写真と名前があれば、居住地くらいは検索サイトで調べられるでしょうね。詐欺サイトもhtmlファイルをコピーすればすぐにできますしね(形だけは)。

2.SNSやネットの情報を鵜呑みにしている。

昔のネットは匿名性( 洒落たハンドルネーム とか)が強くて、ネット情報なんて当てにならないって言われていたのに。SNSが一般的になり個人情報をあげていることによって、ネットの発言の信用力があがっているように感じてしまう。本当にその人が言ったようにほとんどが感じているように思う。まあ、その人の発言を信じるには、その人がそのようなことを言う人かを判断すべきだと思いますけど。言わないなって思ったら、信じないことですかね。このSNSやネットの影響力を最近、題材にしたドラマとかも多いですけど、3年A組とか。言いたいことはすっごくわかる。表現の自由をよく言われるけど、そのとおりですよね。表現の自由は、自分で考えて自分で判断することが前提ですので、その部分をしっかり伝えるべきですけど。ネットは、情報が多すぎて信じてしまう傾向があるのは仕方がないことかもしれませんが。

3.人の情報は、管理されていない。絶対的決定方法がない。

戸籍などで、あたかもその人がいるように認識しているが、その人の存在を決めているのは、他者なんですよね。意味わかりませんよね。。。婚姻届や映画の中に出てきた本人確認も他者が決めるものであって、他者をだませば、本人を消すことができるんですよね。この映画のすごいところは、しなっとこんな問題提起もしてるんですよね。体内にICチップでも入れないと本人確認できないと思うけど、永遠のネバーランドみたいに、自分で埋まってるIC取り出したら意味ですよね。どうすれば、絶対的に決めることができるんでしょうか???

4.幼少期(学習期)の影響が大きく影響する。

どのような映画の犯人でも、これなんですけど。幼少期の心理的障がいによって、犯行に及んでしまうようである。これも、今後のAIに重要ですよね。ネットは表現の自由であり、人間本来の意見を述べていることも多く、そのような発言を学習させるとAIもその考え方になってしまう。これは、Tay?ヘイト発言のAI「Tay」と女子高生AI「りんな」の差)等でもいわれていますけどね。人間が協調していくには、建前も必要であることがわかりますし、人間はその部分を解釈することができるんでしょうね。AIに感情(なにをもって感情をもったとするのか?)を持たすことは、子供を育てることと一緒なのかもしれないですね。幼少期にネットのダークな部分を見続けると。。。なってしまうかもしれませんね。

「スマホを落としただけなのに」

思っていたより、奥の深い映画でした。よかったらみてみてくださいね。

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